最新テクノロジーってやつは…
西日本産業
業務管理本部の大石です。
1月の末、会社から帰宅途中に車同士の衝突事故にあいました(あくまでも私は100%被害者ですが)。
信号待ちをしていたら、前の車が突然バックを始めてきて、クラクションを鳴らしたものの相手は気づかず、ボッコリぶつけられました。
幸い、被害はフロントバンパーの割れとナンバーの変形だけでした。ただ、そのバンパーが社外品で、私の車はすでに十数年前のものなので、メーカーでも受注生産扱いになっていて納期がかなりかかりました。
それから、いつもお世話になっている整備工場は、修理が立て込んでいたようで、結局車が戻ってくるまで1ヶ月ほどかかりました。
その間に貸してもらっていた代車が、なんとまぁ楽ちん!
日産のノートという車で、e-POWERという駆動方式となっています。
これはバッテリーで動くEVなのですが、元になる電気は充電するのではなく、車に積んでいるガソリンエンジンで発電する仕組みです。
わざわざこんな仕組みを使わず、直接エンジンで走ればいいじゃないかとも思ったのですが、この方式を採用することで、エンジンは発電に最適な設定にすることができ、エンジンで直接走行するより遥かに効率的なのだそうです。
走行は電気モーターですので、アクセルを踏むとスムーズかつトルクフルな発進です。走行状況に合わせて随時エンジンで発電するので、騒音もほとんど気になりません。
また、アクセルを緩めるとしっかりブレーキがかかります。走行中の速度のコントロールは、アクセルとブレーキを踏み変える必要がないので、アクセルを踏む右足の調整だけで済み、非常に楽です。
エンジン車のブレーキは、車の運動エネルギーを熱エネルギーに変換して車を止めるものなので、その熱は大気中に発散され、無駄となってしまいます。
ところが、ハイブリッドやEVなどのブレーキは、回生ブレーキといって運動エネルギーを電気として回収し、走行時に再利用できるようになるため、非常に効率がよく燃費が伸びます。
それから、この車にはプロパイロットという運転アシスト機能がついていました。これはアクセル・ブレーキ・ハンドルの操作をほぼ自動で行ってくれるもので、高速道路などではほとんど人が操作する必要がなく、渋滞時でも前車と一定の距離を保ったまま、停止までしてくれます。
私はこの車でちょっと遠出してみましたが、非常に楽ちんでした!もちろん完全な自動運転ではないので、周りに注意しておく必要はありますが、手は軽くハンドルに触れているだけで、足は完全にフリーでした。
ですが、運転していても全然楽しくないんです。自分が運転している、という感覚が希薄なので。
もちろん、最新のガジェットとしては非常に出来が良く、単に移動の道具として見ればこれほどのものはそうないと思いますが。
「楽しい」と「楽ちん」は、同じ漢字を使うのに、全く異なる意味になるのが面白いですね。
1ヶ月後に戻ってきた愛車に乗り換えると、あれ?こんなに乗りにくかったっけ?と思ってしまいました。
車高が低くて乗り降りしにくいし、ハンドルは重いし、クラッチを踏む左足はしばらく筋肉痛になってしまいました。
それでも、自分の体と直結したように、思った通りに車が動く楽しさは何ものにも代えがたい、改めてそう実感しました。
明日は資産管理本部の柿川さんです。