ツール・ド・フランス2022
西日本産業
おはようございます。
資産管理部の田中です。
世界的な自転車レースの大会であるツール・ド・フランスが無事、先日24日でパリ市内での最終レースまで終了しました。
6月末から始まり約1ヶ月あったツールも、どのステージもたいへん盛り上がったのですが、今回のレースのなかでも第18ステージ中に非常に感動的なシーンがありました。
この日は山岳ステージと呼ばれる1日のレースの中でいくつかの山を超えていくツール全体の中でも大変な体力と気力が必要なステージで、しかも全体の優勝争いも佳境に入り選手同士もバチバチに火花が散っていて観ている方としては大変面白いステージでした。
その優勝争いをしているポガチャルとヴィンゲゴーの2人がレース後半ある山を下っているなか、前年度優勝選手であるポガチャルが低速のカーブの途中で滑って落車するという事態が起こりました。
ここからが素晴らしかったのですが、たいした被害がなく起き上がり復帰したポガチャルを、一緒に走ってそれを見ていた現在トップを走っているヴィンゲゴーが、ポガチャルが追いついてくるまでスローダウンして待つという行動に出たのです。
トップ争いをしているのですから、ここぞとばかりに相手を引き離すという選択もあったと思うのですが、見ていて心が洗われるようなフェアプレー精神でした。
画像は、追いついてきたポガチャルが待っていてくれたヴィンゲゴーに感謝の握手を求めているという感動的なシーンです。
結局この日のレース後の順位は変わらずヴィンゲゴーが死守した形となったのですが、この件があって最後まで気持ちよく見れました。
今年のレースはこのままヴィンゲゴー選手がツール全体の優勝であるマイヨ・ジョーヌを手にすることができましたが、優勝に足る素晴らしい選手だと思える一件でした。
明日は田村さんです。