AC/DC
西日本産業
資産管理部の大石です。
連日暑い日が続きますね。久留米はまだ本格的に暑くなっていないですが、他の地域では40度を超える気温を記録しているところもあるようで、これからの日々が思いやられます。
さて、私が家で過ごしている部屋の気温調整は、扇風機が主役です。ところが去年、毎年大活躍していた扇風機が壊れてしまい、最近買い替えました。
今どきの扇風機はDCモーターを採用したものが多く発売されており、従来のものとはどう違うのか調べてみました。
DCとは直流のことで、代表的なDCの電源は乾電池や自動車のバッテリーです。ACとは交流のことで、こちらは壁にあるコンセントの電源が代表的です。
どう違うかというと、DCはプラスとマイナスがずっと変わらないのですが、ACは定期的にプラスとマイナスが入れ替わります。
詳しく説明すると難しくなるのですが、ACは発電所から各家庭まで電気を送るのに適した方式、ということです。
電気モーターがなぜ回転するのかは、理科の時間に習ったことがあると思います。磁界の中に回転する電磁石を入れ、反発したり引っ張り合ったりする力を利用して回転力を生み出すものです。
ACモーターは磁界を発生させるのに電磁石を使い、DCモーターは永久磁石を使う、という大きな違いがあります。
それではなぜ最近DCモーターを使った扇風機が増えているかというと、まずは電気代が安いことが挙げられます。電磁石が2つ必要か1つで済むのかで違いが出ます。
九州では原子力発電所が稼働しており、電気代はそこまで上がっていないのですが、稼働していない地域ではかなり上がっていると聞きますので、省電力は重要視されるのでしょう。
それから、振動や音が少ないことです。ACは1秒間に50回とか60回プラスとマイナスを切り替えるので、その振動や音がでます。DCだとほとんど音が出ず、風力を弱くすると、かすかな羽の風切音しか聞こえません。
また、風力切り替えが細かくできるようになります。ACだと弱・中・強の3段階くらいですが、DCだと7段階くらい切り替えられます。
まだしばらくは暑い日々が続きますので、皆様におかれましてはくれぐれもご自愛ください。
明日は建築の柿川さんです。