優しい愛をお伝えします その①

2023/11/25
優しい愛をお伝えします その①

その方と初めてお会いしたのは、建築会社の担当さんからの紹介でした。

相続ということではなく、土地を売却したいと言われている方がいらっしゃるので、話をしてもらえないかとの依頼から始まりました。

 

相談の場にいらしたのは、お母様と若い息子さんの二人づれ、亡くなったお父様から相続した土地を売却したいとのお話です。

お母様の年齢は50台、息子さんは20台前半とやはり若い相続人さんでした。お話を聞き進めていくと、お父様が亡くなられてからすでに10年近くが過ぎており、40台半ばという若さでガンを患って亡くなられたことがわかりました。

 

大変つらいお話です。早くに大切なお父様を亡くしてしまったご家族のお気持ちが落ち着くには、長い時間が必要だったのでしょう。

ただ、相続案件として考えると、時間が過ぎれば過ぎるほど、何等かの問題が発生している可能性が高まります。

気合を入れて、対象になる土地を調べてみると

「なんだ、これ?」

長方形のきれいな地型の土地に、あるわ、あるわ、筆がいっぱい。

150坪ほどの面積に10筆超えに細切れで、しかも半円型の謎の形まで。手ごわい予感…。

ますます気合を入れて、物件調査の始まりです。

その②へ続きます。