ジャイアン親父騒動 その①
2025/01/25
最近の若者には見られなくなりましたが、年配の方にはまだまだいます。
ジャイアンみたいな人。
国民的アニメに出てくる、あの愛すべきいじめっ子です。
声がでかくて、圧が強くて、他人の物もオレの物だけど、情に厚くて、心根が優しい、そんな濃いキャラクターと、今でもときどき遭遇します。
相続人の関係者あるあるです。
売却をご相談された不動産はミニ開発された地域の一角にありました。
行き止まりの引込道路に6軒の家がある普通の住宅地、でもその道沿いに住んでいるのは全て親族、先代の地主が所有地の一部を開発し、子供たちに分けたことが始まりの地域です。
売却を相談されたのは、先代の次男の娘さん(と言っても40代)、相続した家を賃貸で貸していましたが、賃借人が退去したこともあり、売却を希望されました。
売主様としては代々引き継いできた土地を売却するのは忍びない様子でしたが、この数年前にくも膜下出血を患い、日常生活に介助を要する障碍が残られたため、これからのことを考え手放すことを決められたのでした。
地域の特性を考え、近隣のご親族には皆様全てにご説明し、ご了解のうえで売出しを始めたのですが、購入希望者が現れたとたん、右隣にお住まいになっている先代の長男さん(売主様の叔父、70代)の態度が変わったのです。
ああ、ジャイアン降臨。この物件はこの先どうなってしまうのでしょう。
その②に続きます。