ジャイアン親父騒動 その④

2025/03/08
ジャイアン親父騒動 その④

その③からの続き

ジャイアン親父のはた迷惑な杞憂は大喜びに変貌し、子供のように大はしゃぎして、これまでの態度を一変、トントコトントンと引き渡しの準備に協力してくれました。

だって、隣に越してくるのは息子の幼馴染の△△君なんですから、身内も同然、ほぼ身内です。親父の心配は嬉しさに吹き飛ばされました。

これには売主様だけでなく、叔母様や従兄妹さん達もほっと胸を撫でおろしたのですが、「第三者に土地を譲る時にはまた大騒ぎするんじゃないの問題」は解決していないままです。

この「大騒ぎするんじゃないの問題」は家長の気質や男気の強い方によく見られ、本人は親切心から行っており、主張も声も態度も大きいので、回りの方が何とかお話しても、らちがあかないことがほとんどです。

売主様はご病気が原因で土地を手放すとわかっていても、親父が大騒ぎしたということで、思いの外ダメージがあったのは親父の息子さんでした。

この集落では、叔母様の子供たちが全員家を出ており、それほど遠くない将来に叔母様は土地を手放して、子供のところに行くことになるだろうという親族の共通認識があります。また親父が大騒ぎする可能性は高いと思われます。

親父の性質をよく知っている息子さんは、集落に住む親族に「自分が家の後を継ぐこと」「境界など不動産に関することは、今後自分が対応すること」「従兄妹さんや△△君と協力して第三者の受け入れを行うこと」を約束されたそうです。

この集落では雨降って地が固まり、将来の不安についての対処もできるようになりましたが、他の案件でも不動産の売買に口を出してくる親族が後を絶ちません。情に厚~い親族をお持ちの方は、少しの対策とたくさんの愛情を準備しておくと良いのではないでしょうか。