その②からの続き

土地の調査報告を行う日です。

お宅に伺うと、お母様と先日の息子さん（次男さん）とそのお兄さん（長男さん）がいらっしゃいました。長男さんとは、はじめましてです。

結構大きな敷地のご自宅に驚きながら、依頼された土地の調査内容を説明していくと、お母様と次男さんは全てが初耳といった様子でしたが、長男さんだけは「お父さんは入院中に、〇〇おじさんと何かしていた」と、少し感づいていたことを言われました。

 

和やかに話が進み、不動産を売却した際の税金を説明した時に、お母様が言いました。

「不動産って、売却したら税金がかかるのね。相続した時は税金がかからなかったから、知らなかったわ」

？？？？？？。

どう見ても、相続人全員分の控除額より、相続財産の方が多いご家族です。そのままでは、相続税がかからないハズがありません。

ご自宅は全て「お母様」が相続したとのこと。この話を聞いてピンときました。お父様は相続税の配偶者控除（控除額：1億6000万円）を確実に使えるよう、不明な財産を整備したんだ！と。

その④に続きます。

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